マクドナルドのキャラクターたちは、多くの人々にとって子供時代の思い出の一部です。
ドナルド・マクドナルドやグリマス、ハンバーグラーなど、誰もが一度は見たことはあるのではないでしょうか?
しかし、ブランドイメージの変化やマーケティング戦略の転換により、これらのキャラクターたちは徐々に表舞台から退いていきました。
今回は、そんな今は見れないマクドナルドの昔の歴代キャラクター12選を振り返り、彼らがなぜ姿を消したのか、そして彼らのグッズが購入できるサイトも紹介します。
マクドナルド公式の歴代キャラクター12選!
かつてマクドナルドの広告やハッピーセットに登場し、子供たちに愛されたキャラクターたちを振り返ります。
懐かしの顔ぶれから、日本未登場の珍しいキャラクターまで、幅広く紹介していきます。
- ドナルド・マクドナルド
- バーディー
- ハンバーグラー
- グリマス
- バディーズ
- ビッグマックポリス
- メイヤーチーズマック
- フライキッズ(フライガイ、フライガール)
- マックトゥナイト
- プロフェッサー
- キャプテンクロック
- スピーディー
ドナルド・マクドナルド
マクドナルドの看板キャラクター、ドナルド・マクドナルドは、1960年代から子どもたちに愛され続けているアイコンです。
ピエロのような見た目で、赤いアフロヘアーと紅白ボーダーの服の上に黄色のツナギを着用し、世界中の店舗で見ることができました。
口癖の「ランランルー!」は多くの人々に親しまれています。しかし、近年では彼を目にする機会が減少しており、ドナルドパーティでのみ会えることがあります。
アメリカでは児童の約96%が彼を知っているほどの人気者で、その魅力は今も変わりません。
バーディー
引用元 アマゾン
バーディーは、朝マックのシンボルとして親しまれたキャラクターです。
ピンクのオーバーオールに、ゴーグルと白いスカーフを身につけた彼女は、一昔前のファッションを体現しています。
常に明るく、周囲を笑顔にするバーディーは、早起きしてマクドナルドで朝食を楽しむことを日課としていました。
1980年にマクドナルドランドで生まれ、不器用ながらも飛ぼうとする姿が多くのCMで愛されました。
ドナルド達によって孵化させられた大きな卵から生まれた彼女は、英語が得意という意外な一面も。
日本では彼女の誕生を描いたCMは放送されなかったかもしれませんが、そのキュートな姿は多くのファンの心に残っています。
ハンバーグラー
ハンバーグラーは、1971年に登場して以来、マクドナルドランドのいたずら好きな泥棒として知られています。
彼のトレードマークは、白と黒の縞模様の服に黒いマスクと帽子、そしてハンバーガーを盗むというユニークなキャラクター設定です。
初期のデザインでは痩せこけたおじいさんの姿で不気味な奇声を上げていましたが、1980年代後半には可愛らしい少年の姿へと変わりました。
ハンバーグラーは、マクドナルドのCMやプロモーションでしばしば見ることができ、ドナルドや他のキャラクターたちと共に冒険を繰り広げていました。
しかし、近年では出番が少なくなっており、2015年に一時的に復活したものの、現在はほとんど見ることができません。
彼のいたずら精神と、最終的には仲直りする心温まるストーリーは、多くのファンに愛されています。
グリマス
グリマスは、1971年頃にマクドナルドランドに登場した、全身紫色のずんぐりとしたキャラクターです。
マックシェイクを象徴し、いつも眠そうな目をしており、のんびりとした性格が特徴です。
初期の頃は「Evil Grimace」として4本の腕を持つ岩のような見た目で、お化けのような存在でしたが、やがて親しみやすい2本腕のキャラクターに変化しました。
太い眉毛と、常に眠たげな表情が彼のチャームポイント。
グリマスは穏やかでマイペースな性格で、マクドナルドの広告やプロモーションにおいて、しばしばトラブルを起こすものの、その愛らしい姿で多くの人々に愛されてきました。
しかし、2000年代に入ると徐々に表舞台から姿を消し、現在では見ることが少なくなっています。
『ゴジラ』とマクドナルドがコラボで一部キャラが復活!CMも
日本マクドナルド株式会社は、2024年に70周年を迎える『ゴジラ』との初のコラボレーションキャンペーン「ゴジラVSマクドナルド」を展開しました。
この歴史的なコラボレーションでは、マクドナルドの懐かしいキャラクターたちが一新された形で復活。
コラボレーションの第一弾として、ハンバーグラー、グリマス、バーディーなどのマクドナルドキャラクターたちとゴジラが、BE@RBRICK(ベアブリック)になって登場。
これらのキャラクターは、約10cmの150%サイズの特大BE@RBRICKとして、2024年1月15日から数量限定で販売されたようです。
価格は4体セットで税込2,970円となっており、事前抽選販売により購入が可能。
新TVCM「ベアブリックに変身」篇は、2023年12月19日から放映開始され、特撮映画さながらのスケールで、ゴジラとマクドナルドキャラクターの夢のコラボレーションが紹介されました。
このCMでは、混乱する街にたたずむ人々の中、日本中の人々が欲しがるマクドナルド限定ベアブリックの運命が描かれています。
バディーズ
アメリカのマクドナルドから、久しぶりに「McNugget Buddies(マックナゲットバディーズ)」が帰ってきました。
この愛らしいキャラクターたちは、様々な衣装を身にまとったチキンマックナゲットをモチーフにしたもので、1988年に初めてハッピーミールのおもちゃとして登場しました。
その後、1992年、1994年、1996年と新しいセットが発売され、一時的に姿を消していましたが、2019年に40周年記念ハッピーミールセットの一部として、消防士の姿で復活しました。
そして2023年12月11日には、新しい限定版の食事セットとして6人の新しいキャラクターが発表され、「マックナゲットレジェンド」という名前の黄金のキャラクターも含まれています。
これらのキャラクターは、マクドナルドのハッピーミールのおもちゃの中でも特に人気があり、ファンの間で高い評価を受けています。
ビッグマックポリス
ビッグマックポリスは、1980年代後半までマクドナルドランドの警察官として活躍したキャラクターです。
ビッグマックをモチーフにしたこのキャラクターは、主に悪者やハンバーグラーを取り締まる役割を担っていました。
ドナルドや他のキャラクターたちと共に、悪戯を働くハンバーグラーを捕まえ、連行する姿が多くのCMや販促品で見られました。
しかし、警察官という役職が子供向けのキャラクターにはイメージが合わないとされ、必要性が薄れるにつれ、彼の姿はマクドナルドから消えていきました。
活動期間は約10年と短く、1988年以降は日本を含む世界中で使われなくなり、次第に忘れ去られていったキャラクターの一つです。
しかしながら、限定スタンプやコラボアパレルなど、特定のキャンペーンで彼の姿が見られることもあります。
メイヤーチーズマック
メイヤーチーズマックは、1971年に初めて登場し、海外のマクドナルドCMにおいて活躍したキャラクターです。
マクドナルドランドの市長を務める彼は、見た目がチーズバーガーで、ハットをかぶり、手には眼鏡を持っています。
残念ながら日本のCMでは登場する機会がなく、日本国内での認知度は低いですが、マクドナルドのノベルティーとして彼が描かれたグッズを手に入れることが可能です。
日本では「メイヤーチーズマック」と「メイヤーマックチーズ」という異なる呼称があります。
海外のマクドナルドファンにとっては懐かしいキャラクターの一人であり、ドナルドランドというゲームでも彼の姿を見ることができます。
フライキッズ(フライガイ、フライガール)
フライキッズは、マクドナルドランドのカラフルでユニークな住人たちで、フライドポテトをイメージしたキャラクター群です。
赤、黄色、青、緑など様々な色をしており、メガネやスニーカーを身につけ、個々に個性があります。
フライキッズは、「フライガイ」と「フライガール」の総称であり、男女のキャラクターを指します。フライガールは長いまつ毛が特徴的で、女性らしい髪型をしています。
1972年に初登場し、ドナルドとその仲間たちと共にマクドナルドのフレンチフライを宣伝しました。一時期は「ゴブリン」と呼ばれ、ドナルドを困らせる存在でもありました。
しかし、近年では彼らの姿をマクドナルドのCMで見かけることは少なくなっています。フライキッズは、マクドナルドの歴史の中で楽しい思い出を提供したキャラクターたちの一つです。
マックトゥナイト
マックトゥナイトは、1980年代後半にマクドナルドで始まった一風変わったキャンペーンの顔として登場しました。
三日月の顔とサングラスをかけ、ピアノを演奏するこのユニークなキャラクターは、ボビー・ダーリンの「マック・ザ・ナイフ」の曲をフィーチャーして、夜のマクドナルドの楽しい雰囲気を演出しました。
マックトゥナイトは、特にディナータイムの売り上げを伸ばすために南カリフォルニアで考案されたもので、その人気により1987年に全米での展開がスタートしました。
しかし、1989年にボビー・ダーリンの息子による訴訟が起こされたことで、米国でのオリジナルキャンペーンの曲の使用が中止されました。
その後、90年代に何度か復活を試みましたが、成功には至りませんでした。
それでもマックトゥナイトは、2007年からはシンガポールや香港で再び登場を果たし、日本では井上陽水が声を担当し、新しいバックトラックを使用した広告で親しまれました。
マックトゥナイトのキャラクターグッズは今でもファンの間で人気があり、ノベルティやコレクターアイテムとして探すことができます。
プロフェッサー
プロフェッサーは、マクドナルドランドの研究者・発明家として1971年に初登場しました。
ドナルドや他のキャラクターたちに自らが発明した多種多様な発明品を紹介することが彼の役割でした。
いかにも研究者らしい髭をたくわえた老人の姿で、1970年から1980年代にかけて活躍していました。
時には成功作を、時には失敗作を披露しながら、マクドナルドランドに科学の楽しさと驚きをもたらしました。
1980年代にはキャラクターデザインが一新され、黄色いヘルメットを被った新しい姿で再登場しましたが、その後マクドナルドのキャンペーンから姿を消しました。
キャプテンクロック
キャプテンクロックは、1970年代に海外のマクドナルドCMで登場した、海賊船長の風貌を持つキャラクターです。
彼は、船が登場するシーンのCMでドナルドたちと共演し、船長として船の指揮を取っていました。
キャプテンクロックは、剣を常備しており、頬に手を当てる仕草が特徴的で、肩にはオウムが乗っていることがあります。
1970年7月にマクドナルドのCMで初登場し、1980年代にはデザインが一新され、よりふとましい体つきとなりました。
日本ではCMには出演していませんが、「ドナルドランド」というゲームで確認することができます。
スピーディー
スピーディーは、1950年代にマクドナルドの初代マスコットキャラクターとして誕生しました。
カリフォルニア州パサデナにオープンしたディックとマックのマクドナルド兄弟によって考案され、マクドナルドを代表するロゴとなりました。
しかし、1967年にドナルドが登場すると、スピーディーのマークは徐々に使われなくなりました。
2021年には50周年記念として、商品の袋やパッケージにスピーディーが再登場し、昔ながらのマクドナルドの雰囲気を顧客に楽しんでもらうために用いられました。
スピーディーは、2020年1月に数量限定で販売された「マクドナルドの福袋2020」のオリジナルグッズにも使用され、アメリカンヴィンテージなデザインが顧客から好評を得ました。
このキャラクターは、「かわいい」「全コンプしたい」といった反響を呼び、長い間お客様に愛され続けています。
マクドナルド公式の歴代キャラクターの懐かしい画像
今では、なかなか見ることができないマクドナルド公式の歴代キャラクターの懐かしい画像を集めてみました。
マクドナルドのキャラクターが消えた理由とは?
かつてマクドナルドの広告や店舗で見かけた愛らしいキャラクターたちは、いつの間にか私たちの目の前から姿を消しました。
主な理由として以下の3つが挙げられます。
- 健康被害の促進
- 販売戦略の変更
- ピエロのドナルドの見た目を怖がる子供が増えた
特に、アメリカでは2010年に、子どもたちに高カロリー食品を促す手段としてキャラクターを使用することに対する反対運動が起こりました。
これは、マクドナルドの製品が引き起こす健康被害に対する社会の警鐘であり、特に子供たちの肥満問題への関心が高まっていた時期でした。
その結果、マクドナルドは従来のキャラクターを中心とした広告から、有名人を起用したり、商品そのものの魅力を前面に出した広告へと戦略を変更していきました。
また、ドナルドのピエロの姿が、一部の子供たちに恐怖を与えることが判明し、家族連れの顧客に悪影響を及ぼすリスクがあると考えられました。
さらに、2016年には「キラー・クラウン」という不気味なピエロが出現する事件が世界中で発生し、ピエロへの恐怖心が一層強まりました。
このような社会的な背景も、マクドナルドがキャラクターの使用を控える一因となりました。
しかし、マクドナルドは公式サイトで、「ハッピーセットのおもちゃとしてマクドナルドのキャラクターたちが再登場する可能性はある」と述べています。
これは、過去のキャラクターたちに対する愛と記憶が、まだ多くの人々の心に残っていることの証しです。
キャラクターたちが姿を消した理由は多岐にわたりますが、彼らの存在がかつて多くの人々に喜びをもたらしたことは変わりありません。
今後、彼らがどのような形であれ再登場することを、多くのファンは心待ちにしています。
マクドナルド公式の歴代キャラクターのグッズが買えるサイトを紹介
マクドナルドのキャラクターたちは長い間、世界中の人々に愛されてきました。
ドナルド・マクドナルドやハンバーグラー、グリマスなど、これらのキャラクターたちのグッズを探しているファンにとって、オンラインで購入できるサイトがいくつかあります。
ここでは、マクドナルドのキャラクターグッズが手に入るサイトを紹介します。
グラニフ公式オンラインストア
グラニフ公式オンラインストアでは、マクドナルドのキャラクターたちがデザインされたコラボレーションアイテムを取り扱っています。
ハンバーガーやポテトといった人気商品だけでなく、個性豊かなキャラクターたちのデザインが施されたアイテムが豊富に揃っています。
トイと雑貨のRPM
トイと雑貨のRPMは、アメリカントイと雑貨の通販サイトです。 マクドナルドのキャラクター雑貨を含む、多様なアメリカンビンテージアイテムが揃っています。
STIMPY(Vintage Collectible Toys)
STIMPY(Vintage Collectible Toys)
[STIMPY] ()は、ビンテージ コレクタブル トイズを専門に扱うサイトです。
愛知県春日井市に実店舗を構えるこのお店では、マクドナルドのキャラクターグッズをはじめ、さまざまなビンテージトイが販売されています。
ROBOTROBOT
ROBOTROBOTでは、マクドナルドのキャラクターフィギアを多く取り扱っています。古いものから新しいものまで、多くの商品が揃っているので、フィギアが欲しい人にはおすすめのサイトです。
これらのサイトでは、マクドナルドのキャラクターグッズを始め、多種多様な商品を取り扱っており、ファンならではのアイテムを見つけることができるでしょう。
マクドナルドのキャラクターたちに再び出会えるチャンスを、ぜひお見逃しなく。
マクドナルドのキャラクターの顔:ドナルドの現在
マクドナルドの顔とも言えるドナルドですが、彼はただのキャラクターではなく、現在も社会に大きく貢献する活動をしています。
表舞台からは少し遠ざかりましたが、その活動範囲は子どもたちの教育や安全から、病気で苦しむ子供たちとその家族への支援に及んでいます。
「ハロードナルド!」プログラムを通じて、ドナルドは幼稚園や小学校を訪れ、子供たちに命を守る重要性や環境保護、防犯について楽しく学ぶ機会を提供しています。
また、「ドナルド・マクドナルド・ハウス」という宿泊施設を通じて、遠くの病院で長期治療を受ける子供たちとその家族が一緒に過ごせるよう支援しています。
これらの活動は、ドナルドがただのファストフードのキャラクターを超え、社会的な責任を果たしていることを示しています。
ドナルドのこうした社会貢献活動は、マクドナルドが持つ影響力を社会のために使い、多くの人々に希望や勇気を与えている素晴らしい例です。
彼の活躍は、多くのファンにとって新たな魅力を発見する機会となっており、ドナルドの社会貢献の姿は、本当に称賛に値します。
今は見れないマクドナルドの昔の歴代キャラクター12選!まとめ
- ドナルド・マクドナルドは1960年代から子供たちに愛され続けるアイコンである
- バーディーは朝マックのシンボルとして親しまれ、ピンクのオーバーオールが特徴
- ハンバーグラーは1971年に登場し、マクドナルドランドのいたずら好きな泥棒
- グリマスは1971年頃に登場した全身紫色のキャラクターで、マックシェイクを象徴する
- フライキッズはフライドポテトをイメージしたカラフルでユニークなキャラクター群
- マックトゥナイトは1980年代後半に始まったキャンペーンの顔
- プロフェッサーはマクドナルドランドの研究者・発明家として1971年に初登場
- キャプテンクロックは1970年代に登場した海賊船長の風貌を持つキャラクター
- スピーディーは1950年代にマクドナルドの初代マスコットキャラクターとして誕生
- 近年ではキャラクターの姿をマクドナルドのCMで見かけることは少なくなっている
- キャラクターたちは多くの人々に喜びをもたらし、その存在が愛され続けている