ガンダムと聞くと、多くの方々が勇敢な戦士や壮大な宇宙戦争を思い浮かべるでしょう。
しかし、アーケードゲーム『機動戦士ガンダムvs』の世界には、一部のプレイヤーの行動が「ガンダム動物園」という異名を生むほどの騒動が起きています。
このゲームを熱心に楽しむプレイヤーたちの中には、敗北のフラストレーションを他者にぶつけ、リアルなトラブルや事件に発展させる方もいらっしゃるのです。
この記事では、ガンダム動物園で実際に起きた恐ろしい事件やリアルファイト、そしてその中で飛び交う名言について詳しくお伝えします。
なぜガンダム動物園と呼ばれるのか?
引用元 X
某所のゲームセンターにて、「ガンダムコーナーからの奇声がひどい」という苦情が書かれた1枚の画像がネット上に拡散されたことが始まりです。
対戦ゲームで負けたときに、奇声を上げたり、灰皿を投げ飛ばしたり、暴れたりするプレーヤーがおり、その行為を見た人が「まるで動物園ようだ」と発したことから、この「ガンダム動物園」の名前がつけられました。
『機動戦士ガンダムvs』シリーズとは
『機動戦士ガンダムvs』シリーズは、バンダイナムコエンターテイメントが提供するアーケードゲームとして、日本全国のゲームセンターでの人気が高まっています。
このゲームの最大の特徴は、2対2のチームバトル形式での戦闘です。
この形式は、プレイヤー同士の連携と戦略が求められる一方、一部のプレイヤー間でのトラブルの火種ともなっています。
プレイヤーのスキルや経験が異なる場合、敗北の原因をチームメイトのミスに求める傾向が強まります。
このような状況が、一部のプレイヤーが他のプレイヤーや観客に対して不適切な態度を取る背景となっています。
特に、敗北後の反省や分析よりも、他者への非難を選ぶプレイヤーが増えているとの声も聞かれます。
オンラインプレイが導入されたEXVSシリーズでは、ネット上でのトラブルも増加。動画共有サイトでの配信中やコメント欄での誹謗中傷が問題となっています。
このゲームの特性上、敗北時のフラストレーションは避けられないものと思われます。
しかし、その感情を他者に向ける行為は、ゲームの楽しさを損なうだけでなく、コミュニティ全体の雰囲気を悪化させる要因ともなっています。
一方、敗北を受け入れ、相手プレイヤーに対する礼儀として100円を返すという行為も見受けられます。
この行為は、敗北を認めるとともに、相手に対する敬意を示すものとも解釈できます。
開発者側は、2対2のモードを導入した背景に、1対1の格闘ゲームの敷居の高さを挙げています。
しかし、この新しいモードが一部のプレイヤーの間でのトラブルを生む原因となっていることも否定できません。
最後に、『機動戦士ガンダムvs』シリーズは、その独特のゲームシステムと共に、プレイヤー間のコミュニケーションの重要性を再認識させるゲームであると言えるでしょう。
ガンダム動物園から起こった痛ましい事件
ガンダム動物園では、プレイヤー同士のリアルファイトに発展することも珍しくありません。
味方プレイヤーのせいで負けたと感じたプレイヤーが、そのプレイヤーに100円を請求するなどの行為が横行しています。
さらに、2019年には埼玉県で、味方プレイヤーを殴り死傷させるという悲しい事件が発生しました。
この事件は殺人事件にまで発展し、ゲームの世界でのトラブルが現実の事件へと繋がることの恐ろしさを示しています。
これら、ガンダム動物園で実際に起こってしまった事件について、詳しく解説していきます。
埼玉県にて死傷事件発生
引用元 X ガンダム勢炎上カレンダー (@Flamegundamvs)
蕨署は11日、傷害の疑いで、蕨市塚越4丁目、アルバイトの男(25)を逮捕した。
逮捕容疑は、10日午後、自宅マンションで同居する無職の男性(26)の顔を拳で殴るなど暴行を加え、全治不詳のけがを負わせた疑い。
同署によると、11日午後2時ごろ、男が「昨日、殴った男性の意識がない」と119番。
埼玉新聞
男性は搬送先の病院で死亡が確認された。
男は男性との関係を「知人だった」と供述しているという。
同署は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて調べている。
以上が原文ですが、どうやらこの加害者と被害者、有名なガンダム勢だったようです。
2019年に埼玉県で発生した事件では、ガンダム動物園のプレイヤーが味方プレイヤーのせいでゲームに負けたとして、そのプレイヤーを殴り死傷させる事件が発生しました。
この事件は殺人事件にまで発展し、ゲームの結果に対する感情が現実の事件へと繋がることの恐ろしさを改めて示しています。
ゲームを楽しむ際は、モラルを守り、他者に迷惑をかけないよう心がけましょう。
ゲームセンターへの出禁指名手配犯が出現!
引用元 シザビくん@Gn43308959Gn
『機動戦士ガンダムvs』シリーズのゲームセンターにおいて、2023年2月、愛知県内のあるゲームセンターで異例の出禁指名手配が発令されました。
その背景には、一人のプレイヤーの極端な行動が関与しています。
指名手配されたプレイヤーのネームは「黄金色の不チンパン」という、一風変わった名前で、その名前からも彼の個性的な性格が伺えます。
彼の罪状は、飲酒による騒動、暴力行為、そしてゲームのコントローラーを破壊するという器物破損です。
これらの行為は、単なるゲームのトラブルを超え、法的な問題として取り扱われる可能性が高いです。
特に、ゲームプレイ中に画面を殴りつけたり、酒を周囲に散らかすなどの行為は、他のプレイヤーや店舗スタッフに対する大きな迷惑となります。
このような行動が続いた結果、店舗側は彼に対して出禁処分を下すに至ったのです。
「ガンダム動物園」という言葉が示すように、このゲームセンターの一部のプレイヤーの行動は、他のゲームセンターやゲームタイトルと比較しても異常と言えるでしょう。
彼が使用している機体も、ゲーム内で「チンパン機体」として知られるもので、その特異なプレイスタイルと相まって、彼の存在は他のプレイヤーにとっても圧倒的なものとなっています。
店舗側が彼の写真を公開するという行動は、他のプレイヤーやスタッフの安全を守るための最終手段とも言えるでしょう。
ゲームセンターは多くの人々が楽しむ場所ですが、このようなトラブルが発生することで、その安全性や楽しさが損なわれることは非常に残念です。
常にリアルファイトに発展しかねないやり取りが・・・
『機動戦士ガンダムvs』シリーズ、通称「ガンダム動物園」は、その独特のゲーム性から多くのプレイヤーを魅了しています。
しかし、その中には感情的になりやすいプレイヤーも少なからず存在し、時にはその感情がエスカレートし、リアルなトラブルに発展することもあるようです。
ゲームの性質上、2対2のチーム戦が基本となっており、その結果、自分の実力だけでは勝敗が決まらないことが多いのです。
このため、敗北の原因を自分のミスではなく、味方のミスに求めるプレイヤーが増えてしまっています。
特に、ランダムにマッチングされたチームメイトとの連携がうまくいかなかった場合、その責任を相手に押し付けることが原因でトラブルが生じることがあるようです。
また、ゲームの中での敗北が原因で、筐体を叩く、奇声を上げる、暴言を吐くなどのモラルに反する行為が目立つようになってきました。
特に、ゲームセンター内でのこのような行為は、他のプレイヤーや来店客にとっては非常に迷惑であり、その結果「ガンダム動物園」という揶揄される名前が生まれたのです。
感情的になるのは仕方ないですが、第2、第3の埼玉事件のようなことがいつ起こるかわからないですので、怖い思いをしたくない方は、ガンダム動物園には、近づかないほうがいいかもしれませんね。
ガンダム動物園に関する名言と動画
最も有名な名言として「ウッキー」が挙げられます。
2017年にニコニコ動画にて公開された動画で、申年であったことから「ウッキー!!」「今年は申年!!」と奇声を発しながらプレイするシーンが存在します。
この動画は多くの再生回数を記録し、ゲームプレイの最中の奇声や行動が注目されました。
ガンダム動物園の動画:チンパンジーのように奇声を発する若者
インターネットでかなり有名な【ガンダム動物園】の動画ではないでしょうか。
チェックシャツの男性がゲームプレイの最中とは思えない言動を繰り返し、暴れており、ほかのプレーヤーもそれほど驚く様子もなく、普通にゲームしています。
タイトルにもあるように、狂っていると言われても仕方ないですね。
このような人が多いのであれば、そもそもガンダムをプレイするのもためらってしまいますが・・・。
ガンダム動物園の名言集
- 助かりました!
- てめーの頭はハッピーセットかよ
- ペディグリーチャムでも食ってろ
助かりました!
引用元 X ユニコーン西川 (@9jkVPFMf3ghsLkb)
『助かりました!』という言葉は、日常のコミュニケーションでは感謝や安堵を表現する際に使われる一見無害な言葉です。
しかし、コンテキストや状況によっては、その真意が大きく変わることがあります。
特に、オンラインゲームの世界では、プレイヤー同士のコミュニケーションは限られた文字数や表現で行われるため、一つ一つの言葉が持つ意味やニュアンスが強調されることがあります。
このため、ある言葉が状況に応じて異なる意味を持つことも少なくありません。
対戦ゲームにおいて、敗北した相手に対して「助かりました」という言葉を繰り返し送る行為は、一見すると感謝の意を示しているように見えますが、実際には相手を挑発する目的で行われることが多いです。
これは、直接的な罵倒や挑発の言葉を使用することが制限されているゲーム内で、その制限を回避する形で煽りを行う手法として知られています。
このような煽りプレイは、受け取った側にとっては非常に不快なものであり、ゲームの楽しさを損なう要因となります。
ゲーム開発者や運営側は、このような煽り行為を防ぐための対策を考える必要がありますが、一方で、プレイヤー同士のコミュニケーションの自由を制限しすぎると、ゲームの魅力や楽しさも失われてしまう恐れがあります。
てめーの頭はハッピーセットかよ
引用元 X くろろん (@black_kneesocks)
ガンダム動物園名言集。
「脱糞憤怒(ダックスフント)」
「ペディグリーチャムでも食ってろ」
「てめーの頭はハッピーセットかよ」
「お前は一般チンパンフライパン」
引用元 アスペ排泄脳@mizuki_aspe
引用元 X さやまん (@sayamandori)
引用元 X さやまん (@sayamandori)
ガンダム動物園についてのまとめ
引用元 Amazon
『機動戦士ガンダムvs』シリーズのゲームセンターにおけるプレイヤーの行動は、一部で「ガンダム動物園」と揶揄されるほどの問題行動が見受けられます。
このゲームは2対2のチーム対戦が主体で、その特性上、敗北の原因を味方のミスに求めるプレイヤーが多いのです。
その結果、味方のせいで負けたと感じるプレイヤーが暴言を吐く、奇声を発するといったモラルの欠如した行動が目立ちます。
家庭用ゲーム機、PS4版でも、チャット機能を悪用して相手に暴言を吐く行為が増加しています。
さらに、ゲーム内の敗北をきっかけに、リアルでの暴力行為や、プレイ料金を無理やり請求するといった事件が発生しています。
最悪のケースでは、これが傷害や強盗、さらには殺人事件にまでエスカレートする事例も報告されています。
ガンダムシリーズは、相手が人間でなくても理解し合うことをテーマにしています。
しかし、そのゲームがこんなにも争いの原因となっているのは、皮肉な事態と言えるでしょう。
シャアの名言「坊やだからさ」が示すように、人間の心の中の子供っぽさや未熟さが、このような問題行動の背後にあるのかもしれません。
- ガンダム動物園は、アーケードゲーム『機動戦士ガンダムvs』シリーズのプレイヤーに関連する言葉
- 一部のプレイヤーがモラルのない行動を取り、動物園のように見えることから名前がつけられた
- 『機動戦士ガンダムvs』は2対2のチームバトル形式で、連携と戦略が重要
- 一部のプレイヤーは敗北の原因をチームメイトのミスに求める傾向がある
- オンラインプレイの導入により、ネット上でのトラブルや誹謗中傷が増加
- 敗北を受け入れ、相手プレイヤーに対する礼儀として100円を返す行為も存在
- 一部のプレイヤーの行動がエスカレートし、リアルなトラブルや事件に発展するケースも
- ゲームセンターでの問題行動が「ガンダム動物園」という名前で知られるように
- 2019年にはゲームの結果に不満を持ったプレイヤーが他のプレイヤーを重傷にする事件が発生
- ガンダム動物園の一部のプレイヤーの行動は他のゲームと比較しても異常と言える
- ガンダムシリーズは相手の理解をテーマにしているが、ゲームが争いの原因となっているのは皮肉