©POT(冨樫義博)1998年-2011年 ©VAP・日本テレビ・集英社・マッドハウス
「ポットクリン トリタテン」この名前を聞いて、多くのファンがその特異な能力やキャラクターを思い浮かべることでしょう。
ポットクリンは、多くのファンにとってその特異な能力やキャラクターの魅力を持つ存在であり、その能力や起源、さらにはその強さについての詳細をこの記事で解説しています。
ナックルの念能力「ハコワレ」の中で最も特徴的なキャラクターとしてのポットクリンとトリタテン、その独特なデザインや能力のメカニズム、そして「HUNTER×HUNTER」の物語の中でのその位置付けについて、本記事で深く探求していきます。
ポットクリンとは?念能力「ハコワレ」とトリタテンの役割
引用元 HUNTER×HUNTER グリードアドベンチャー
ポットクリンは、ナックルの念能力「ハコワレ」の中で最も特徴的なキャラクターとして知られています。
ポットクリンのデザインは、その独特な形状や色合いで一目見て忘れられないものとなっています。
その姿は、小さな体に大きな目、そしてその目の中には数字が表示されるというもの。
この数字は、相手に与えられた負債の額を示しており、この数字が増えることで相手のプレッシャーも増していくのです。
ポットクリンはナックルの念能力である「ハコワレ」のキャラクター
「ハコワレ」とは、ある特定の念能力者が持つ独自の能力で、その中心として「ポットクリン」というマスコットキャラクターが存在しています。
しかし、一般的な認識として、「ポットクリン」自体が能力名ではありません。
実際には、彼は「ハコワレ」能力の一部としての役割を果たしています。
この能力の仕組みは、対象者にオーラを貸し付け、そのオーラに利息をつけていくことです。
そして、その返済が困難となった時、対象者は30日間、念能力を使うことができなくなります。
この過程で、ポットクリンは利息の計算を担当し、その結果が彼の額にあるカウンターに表示されます。
このカウンターに表示される数字は、貸し付けられたオーラやその利息の量を示しており、これによって対象者は自分の返済状況をすぐに確認することができます。
また、「利息がつきます」という言葉は、この能力の特徴を強調するためのもので、利息が増えることを警告する役目も果たしています。
「HUNTER×HUNTER」の物語の中で、念能力は非常に重要な要素として描かれています。
そのため、「ハコワレ」の能力が念能力を30日間封じるという点は、他の能力者から見れば大きな脅威となります。
この能力の強さを考えると、「最も恐ろしい能力の一つ」と評されるのも納得できますね。
ナックルとは?
引用元 X (@topaz_aqua1110)
ナックルは、冨樫義博の名作『ハンターハンター』において、キメラアント編での鍵となるキャラクターとして登場します。
彼のフルネームは「ナックル=バイン」。一見、リーゼントヘアーと学ランのスタイルでヤンキーを思わせる外見を持ちますが、その実態は心優しきビーストハンター。
彼の外見とは裏腹に、動物を守るための活動をしており、その優しさはキメラアントに対しても向けられていました。
実際、彼がキメラアントの命を直接奪う描写は存在しません。
ナックルの名前の由来は、野球の変化球である「ナックルボール」からきていると言われています。
彼の師匠は「モラウ」であり、モラウは煙を使った戦術を得意とするハンターで、ナックルとは異なる戦術を持っています。
名前の由来は麻雀用語から
ポットクリンを語るうえで、大元となる能力名が「天上天下唯我独尊」ではなく「天上<不知>唯我独<損>」(ハコワレ)であるのは大きなポイントです。
「天上天下唯我独尊」という言葉は、仏教の教えの中で「この世に私だけが最も尊い」という意味を持っています。
しかし、この能力名の「天上<不知>唯我独<損>」は、その原義を踏襲しつつ、新しい解釈を加えています。
具体的には、「上限を知らない勢いで損をさせる」という意味が込められています。
この能力名の「ハコワレ」は、麻雀の世界で使われる用語で、プレイヤーの持ち点がマイナスに転落することを指しています。
この状態を「飛ぶ」とも言い、ナックルが相手を破産させることを「トぶ」と称しているのは、この麻雀の言葉に由来していると考えられます。
ポットクリンの名前には、いくつかの要素が組み合わさっています。
まず、「ボッタクリ」から取られた「ボッ」は、法外な利率でお金を貸すことを意味しています。
次に、「ポット」は、利息を蓄積する容器のイメージを持っています。
そして、最後の「クリン」は、そのキャラクターの目がクリンと輝いていることから取られています。
ナックルはゴンの念能力「ジャジャン拳」の名前に感銘を受けていました。
そのため、ポットクリンの名前も、その能力の特性や見た目、効果音などを組み合わせて命名されたのではないでしょうか。
このように、ポットクリンの名前は、その能力やキャラクターの特性を巧みに表現しています。
ポットクリン トリタテン最強説?「ハコワレ」発動条件と効果まとめ
©POT(冨樫義博)1998年-2011年 ©VAP・日本テレビ・集英社・マッドハウス
ポットクリンが活躍する「ハコワレ」の発動条件と効果を段階別でまとめて解説していきます。
第一段階:貸し付ける(ポットクリン担当)
「ハコワレ」は、相手に直接攻撃を仕掛けることで発動します。
「ハコワレ」の能力の第一段階として「貸し付ける」が挙げられます。この能力は、術者であるナックルが相手にオーラを込めた打撃を与えることで発動します。
具体的には、ナックルが相手に与えたダメージの10%分のオーラを相手に「貸し付ける」形となります。
この能力の強みは、発動条件が比較的シンプルである点にあります。
打撃を加えるだけでオーラを相手に貸し付けることができるため、多くの戦術や策略を必要としません。
しかし、その一方で弱みも存在します。
まず、ナックル自身の体術やオーラの放出技量が求められます。
これは、相手に有効な打撃を与えるための基本条件となります。
さらに、相手がナックルの能力「ハコワレ」を既に知っている場合や、相手の戦闘技術が非常に高い場合、能力を発動する前に回避や防御をされてしまう可能性が高まります。
このように、相手に「貸し付け」を成功させるためには、ナックルの戦術や判断力が試される瞬間でもあります。
第二段階:相手が破産するまで利息をカウントする
貸したオーラが10秒で1割ずつ増え続けます。
ポットクリンは対象者に取り付きます。この状態でナックルが対象者の近くにいる限り、利息のカウントが増え続けます。
第三段階:取り立てる(トリタテン担当)
ポットクリンの数値が相手に残っている全オーラの量を超えると「破産」となります。
ここから、ポットクリンはトリタテンに変身して、取り立てを行います。
この段階に達すると、対象は30日間、念能力を行使することができなくなります。
この制約は、ナックルにとって、戦局を大きく有利に進める要因となります。
対象が30日間念能力を使えないことは、実質的に防御手段を失わせることとなり、ナックルの攻撃に対して著しく不利な状態に置くことができます。
しかしながら、この能力は相手の生命力や戦闘能力そのものを奪うものではありません。
対象は念能力を使えないものの、肉体的な戦闘や武器を使用することは十分に可能です。
そのため、ナックルは相手を完全に無力化するための追撃が必要となる場面も考えられます。
さらに、対象がこの制約の期間を逃れる策を見つける可能性も考慮しなければならない点も注意が必要です。
ナックル自体は、その俊足と高度な体術を駆使して戦うことができるため、多くの弱点を補完する能力を持っています。
彼のサポート体制も強力であり、これにより彼の弱点は大きく軽減されると言えるでしょう。
しかし、HUNTER×HUNTERの物語の中で、彼の実績は必ずしも最強とは言えないものとなっています。
特にキメラアント編では、彼の能力にもかかわらず、彼の戦果は予想外の展開を見せています。
ポットクリンはユピーと対戦して負ける
キメラアント編におけるナックルとユピーの戦いは、多くのファンにとって忘れられない熱戦として記憶されています。
ナックルはその特異な念能力「ポットクリン」を駆使してユピーに挑むものの、結果としては敗北を喫しました。
ナックルの「ポットクリン」は、相手にオーラを「貸し付け」ることで、相手の念能力を封じるという強力な能力を持っています。
しかし、この戦いでのユピーのオーラの潜在量は、ナックルの予想を遥かに超えるものでした。
ユピーのオーラ量は底知れぬほどで、その結果、ナックルの「ポットクリン」の能力が十分に発揮されなかったのです。
さらに、ユピーはその圧倒的な戦闘能力と成長能力を持っており、戦いの中でさまざまな形態変化や新たな技を習得していきました。
特に、自身の怒りを爆発させる能力は、ナックルたちにとって大きな脅威となりました。
しかし、ユピーは戦いの中で、怒りと冷静さのバランスを学び、その怒りをコントロールすることができるようになりました。
この戦いの中で、ナックルはユピーに対して一度は有利な状況を築くことができましたが、ユピーの策略「消耗していた味方を人質に取られてポットクリンの解除を要求」され、最終的には「ポットクリン」の能力を解除せざるを得なくなりました。
これによってポットクリンはその本領を発揮する前にあえなく退場、ナックル陣営は敗北してしまいました。
結果として、ナックルはユピーとの戦いに敗れましたが、その戦いは彼自身の成長や、ユピーの人間らしい感情の芽生えなど、多くのドラマが詰まったものとなりました。
HUNTER×HUNTERの物語の中で、この戦いは特に印象的なものとして多くのファンに愛されています。
声優は金田朋子!
ポットクリンのアニメ版でその声を担当したのは、実は金田朋子さんという実力派の女性声優です。
彼女の持つ可愛らしさと明るさを持ったハイトーンボイスは、ポットクリンのキャラクターに完璧にフィットしています。
金田さんの名前だけを聞いても、一部の人々にはすぐにはピンとこないかもしれません。
しかし、「おしりかじり虫の歌」を思い出せば、彼女の声の特徴や魅力に気づくことでしょう。
かわいいポットクリンのグッズ、ぬいぐるみとTシャツが人気!
公式にポットクリンのアクセサリーやぬいぐるみ、Tシャツ、キーホルダーなどのグッズが販売されています。
現在、販売終了のものもありますが、また再販される可能性もあるので、ポットクリンとトリタテンのグッズが欲しい方は、確認してみてください。
ポットクリン&トリタテンアクセサリー
バンダイの公式サイト「プレミアムバンダイ」でポットクリンとトリタテンのアクセサリーが2023年6月に発売されていました。
現在は、予約終了となっていますが、また再販される可能性もあるので、チェックしてみてください。
トリタテン クッションとTシャツ しまむら
衣料センターしまむらでポットクリンのTシャツやクッションが販売されています。ただ、ちょっと値段が高めですね(;’∀’)
ポットクリンとは?念能力「ハコワレ」とトリタテンの役割まとめ
- ポットクリンはナックルの念能力「ハコワレ」の特徴的なキャラクター
- ポットクリンのデザインは独特で、目の中に数字が表示される
- この数字は相手に与えられた負債の額を示す
- 「ハコワレ」は対象者にオーラを貸し付け、利息をつける能力
- 返済が困難となった時、対象者は30日間、念能力を使えなくなる
- ポットクリンは利息の計算を担当し、結果が彼の額に表示される
- バンダイの公式サイトでポットクリンとトリタテンのアクセサリーが発売された
- ポットクリンの声優は実力派の女性声優、金田朋子さん
- ナックルはキメラアント編での鍵となるキャラクター
- ナックルはユピーとの戦いで「ポットクリン」を駆使するも敗北
- ポットクリンの名前には「ボッタクリ」や「ポット」などの要素が組み合わさっている
- 「HUNTER×HUNTER」の世界では、念能力が非常に重要な要素